グローバルな２次電池生産地への防爆モータ供給が可能

２次電池製造工程用途でグローバルに対応

スマホ・タブレット向けをはじめとするIT機器・家電向けの小型リチウムイオン電池（民生用）の製造は、現在まで中国が最大の生産国です。

EV（電気自動車）のみならず、すべての電動モビリティ用の大型リチウムイオン電池（車載用）の製造地は、輸送時の発火リスク、地政学的なサプライチェーンリスクの回避の観点から、近年、アジア地域（中・韓・台）での製造から、欧州、北米、南米と世界各地で２次電池（主にリチウムイオンバッテリ）の製造工場が作られています。

現行の製造工程では、防爆仕様モータの実績は、以下の工程で採用実績があります。

①塗工・乾燥工程(コーター向け)

②電解液注入工程(定量ポンプ向け)

上記工程において可燃性ガスが発生するため、防爆規格が求められます。

図1　日経X-Techから抜粋

当社防爆仕様サーボモータが採用されるわけ

• グローバルな生産地の防爆規格を取得：ATEX, IECEx, NEC, KOSHA, CCC Ex、ULならびにCE認証済み

• モータサイズ：　□70mm、□140mm、□190mm

• 定格出力： 　　350W ～ 8.4kW
• 最大トルク： 　　1.6Nm ～ 240Nm
• 定格バス電圧：　325Vdc / 565Vdc
• 周囲温度： 　　-40℃ ～ +120℃

標準カタログ製品として、防爆仕様サーボモータで上記のようなスペックを満たした製品を販売しているメーカは、ほとんどありません。

また、標準製品をベースにお客さまの装置に合わせたカスタム要求にも柔軟に対応いたします。

• 保持ブレーキ
• カスタム巻線
• シャフト形状
• フィードバック方式：　レゾルバ、エンコーダ

周辺部品の推奨品の提供・選定もご相談ください

選定推奨品の例：　電源・エンコーダ(レゾルバ)ケーブル、ケーブルグランド

ケーブル敷設方法により規格が異なるため装置メーカー様、ユーザー様での選定を推奨していますが、ATEX規格の
ものであれば弊社から提供可能です。またそれ以外のものの選定については適宜ご相談ください。

その他防爆サーボモータ用途

≪可燃性ガス環境下(ClassⅠ)≫
•　ガスタービン
•　塗装工程
•　ガスプラント
•　石油精製プラント
•　有機溶剤を用いた洗浄工程(半導体等)
•　粉体塗工工程(バッテリー等)
•　爆発性・可燃性溶剤の浸漬タンク周り
•　有機溶剤抽出工程
•　ニトロセルロース生成工程
•　航空機の格納庫および給油エリア
•　給油エリア

≪可燃性粉じん環境下(ClassⅡ)≫
•　製粉工程
•　飼料生産工程
•　穀物搬送工程
•　花火製造工程および貯蔵
•　アルミニウム製造工程および貯蔵
•　石炭搬送工程
•　でんぷん製造工程および貯蔵
•　製菓工程
•　砂糖およびカカオの粉砕工程
•　梱包工程
•　香辛料製工程および貯蔵

カタログダウンロード：

＞＞グローバルな２次電池生産地への防爆モータ供給が可能

＞＞防爆ダイナミックブラシレスサーボモータ：ExDシリーズ

製品詳細ページ（Moog.co.jp内）：

＞＞防爆型高性能サーボモータ – ExDシリーズ

なぜムーグ？Why Moog?

ムーグ製品は、ミル規格（Mil-Spec）をクリアする製品をまず開発・製造し、その技術を、一般産業向けに転用しています。

最初から工場内で使用する為の一般産業向けに開発された部品とは、堅牢性、耐環境性能のレベルが違います。

そのような理由もあり、日本国内でもムーグ製コンポーネントは、重要なインフラ設備、過酷な環境の製造現場などで、長年使用されております。

関連コラム：

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