油圧配管の設計、メンテナンスコストを削減
技術・顧客課題
ソリューション
油圧配管の設計、メンテナンスコストを削減したい
従来型の油圧設備は大きな油圧源(油タンク)を必要とし、配管設計が必要です。油圧源は工場・施設内の少なくないスペースを占め、初期投資も必要、かつレイアウト変更の自由度が制限されてしまいます。油圧により大きな出力を得られる点は利点ですが、反面定期的なメンテナンスも必要となり、環境面でもネガティブな評価を受けることが避けられません。
さらに油圧ポンプを常時動かし続ける必要があり、工場が広くなればなるほどエネルギー損失も大きくなります。このような油圧式に対して根源的な疑義、改善要請は何十年も前から存在していましたが、油圧式のメリットと天秤にかけ、多くのユーザーは油圧式を選び続けるしかありませんでした。
電動、油圧双方の利点を活用したハイブリッド駆動システムを実現
日本ムーグは優れた油圧サーボの設計・製作をコア技術のひとつとしていますが、油圧だけに拘らず電気式アクチュエータや空圧アクチュエータも革新的な技術開発を続けています。
上記の従来型の油圧アクチュエータに対する核心的な要望についての回答の一つは、日本ムーグが独自に開発した油圧並みの高出力トルクを実現しながら電動化駆動するアクチュエータです。
このアクチュエータは「サイズが大きくなる」「トルクが不足する」という電動化に伴う課題解決を目的としており、油圧源、油圧配管が一切不要なスタンドアロンなアクチュエータです。
油圧配管が不要なため、設備を新設、移動、リプレイスする際も最小限の工数、納期で実現できます。
またエネルギー効率の面でも非常に優れた特徴を持ち、CO2削減、省エネ対策の観点でも効果を発揮します。
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カスタムのポイント
油圧源(ポンプ、油圧配管)が不要
省スペース設計
油圧並みの大出力ながら、優れたエネルギー効率
油温上昇抑制機能付き
緊急遮断用のばね箱付きサーボ制御